42-ペルセポネー(Persephone)
「未熟」
確かに知らなくて良いこともあるのです。
でも、いまは耳を塞がないで、心を開いてください。
ギリシアの女神ペルセポネーは、その純粋さゆえに冥界の神と恐ろしい取引をしてしまいました。
知識と経験の素晴らしさを、ペルセポネーは教えてくれています。
わからないことが多すぎたり、状況がうまく理解できないことを認めて良いのです。
それらを改善したい想いで知識を得て、経験を重ねれば、洞察力が得られます。
焦らなくて大丈夫、誰でも通る道です。
女神ペルセポネーは、あなたが軽はずみに大事な契約をしたり、危険な人たちと
関わりを持ったりしないように見守っています。
いま、どんな選択をしても、その結果から何かを学ぶことができます。
目先の利益に惑わされないこと、自分に十分な力があるか見極めること、
それがこのタイミングでは重要となります。
☆ペルセポネー
ギリシア神話の冥界の女王。
ローマ神話ではプロセルピナと呼ばれ、春の女神でもあります。
冥王ハーデスに連れ去られ妻となりました。
ゼウスはヘルメスを冥界に派遣してペルセポネーを連れ戻そうとしますが、
ペルセポネーはハーデスに差し出されたザクロを少し食べてしまいました。
ペルセポネーは、冥界のものを食べると地上には戻れないという掟を知らなかったのです。
琴森はる